ABOUT US
「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」とは?
日本社会において、「子どもの権利」の概念が浸透し、国、自治体、家庭などのあらゆるレベルにおいて、子どもの最善の利益が確保されることができるような社会状況をつくることを目的として、ネットワーク構築、政策提言、啓発等の活動に取り組んでいます。2019年に活動をスタートし、当初2022年3月末に終了予定でしたが、活動期間を2029年3月末までに延長しました(2024年4月)。
キャンペーンがめざしていること
2024年4月から2029年3月末(活動期間終了時)までに以下をめざします。
- 子どもの権利を保障する総合的かつ包括的な政策が実行される。
- 子どもコミッショナー制度(子どもの声を反映させ、子どもの権利の保護・促進のために必要な法整備や制度改善を促すための国から独立した第三者機関)が実現される。
- 子どもの権利条約の理解が進み、行動が増える。
目標達成にむけた主な活動
- 政策提言:
子どもの権利条約の概念を基盤とした政策の実現を目指し、提言や働きかけを行う。また子どもの権 利条約に関する国連審査結果について、実施改善にむけたフォローアップにも取り組む。 - 子どもメガホンプロジェクト:
子どもが子どもの権利の実現に向けて自らの声を政策決定者に届ける活動を行う。 - セミナー・イベント開催:
子どもの権利について理解を深め、また実践の先行事例などを学びあう機会をつくる。 - アドバイザー・講師派遣/自治体連携:
自治体・市民団体・学校などあらゆる場で子どもの権利を学ぶ機会を増やし、子どもの権利条例やこども計画の策定を支援する。 - 子どもの権利条約フォーラムの開催・協力:
毎年開催されているフォーラムへの開催・参加等を通じて、子どもの権利条約に関わる市民団体や個人とのネットワーキング、実践交流を行う。 - 広報活動(ウェブサイト・SNS発信):
ウェブサイトやSNS等を運営し、子どもの権利に関する情報発信やキャンペーンの活動を周知する。また子ども自身が自らの権利について学べる子ども向けウェブサイトを運営する。
目標達成までのロードマップ
行動原則(アプローチ)
- 子どもの声を聴き、子どもとともに行動する
- つながり、活かし、学び合う
- 行動で示す
- ボトムアップとトップダウンの両方から変化を促す
キャンペーンのこれまでの歩み
これまでの主な活動(2024年8月現在)
- 2019年4月22日:キャンペーン設立ローンチイベント、記者会見開催
- 2019年11月:子どもの権利条約フォーラム2019in東京(文京学院大学)開催
- 2021年2月21日:「子ども家庭庁」等の総合的機関の設置に関わる緊急提言
- 2021年4月22日:院内集会「包括的な子どもの権利保障を!~子どもとともに考える~」開催、子どもの権利保障のための提言発表
- 2021年6月15日:院内集会「きいてよ!私たちの声~子どもの権利に関する基本法実現に向けて~」開催
- 2021年7月5日:子どもに関する新たな省庁創設の議論に関する共同声明
- 2021年9月16日:子どもに関する新たな省庁創設と基本法制定に対する緊急提言
- 2021年10月:衆議院選挙に向けた子ども政策に関する政党アンケート調査実施
- 2021年11月20日:「今こそ『子どもに関する基本法』の制定を!」提言最終版の公開
- 2021年12月1日:院内集会「今こそ『子どもに関する基本法』の制定を!~子どもとともに~」開催
- 2021年12月24日:「今こそ『子どもに関する基本法』の制定を!」提言書の補足資料の公開
- 2022年3月9日:子ども版提言書「今こそ 『子どもに関する基本法』の制定を!~広げよう! 子どもの権利条約キャンペーン 提言~」の公開
- (2022年6月15日:「こども基本法」と「こども家庭庁設置法」が国会で可決成立)
- キャンペーンによる声明文の発表、記者会見開催
- (2023年4月1日:「こども基本法」施行、「こども家庭庁」新設)
- 2023年4月22日:こども基本法施行&子どもの権利条約批准29周年記念イベント「こども基本法でどう変わる?どう活かす?」開催
- 2023年5月:キャンペーン子どもメガホンプロジェクト開始
- 2023年9月~10月:全国子どもアンケート:みんなの今を教えて~子どもの権利、知ってる?~実施
- 2023年10月20日:「こども大綱中間整理への意見書~いっそう子どもの権利に根ざした『こども大綱』に向けて~」子ども家庭庁に提出、公開
- 2023年12月7日:子どもの声をきく院内集会「私たちの今を知って~全国子どもアンケートの結果から~」開催
- (2023年12月22日:「こども大綱」閣議決定)
- 2024年3月25日:子どもメガホンプロジェクト活動報告会~全国子どもアンケート結果報告と私たちの提言~
- 2024年4月22日:子どもの権利条約日本批准30周年記念イベント「子どもの権利と私たち~子どもの権利を推進するために、おとなができること~」開催、
- 提言書「子どもが権利を使うことができる社会をつくるために~子どもの声からの提言~」及び全国子どもアンケート結果報告書の公開
- 2024年7月8日:こども家庭庁大臣表敬訪問、提言書の手交、意見交換会
設立趣旨・背景
2019年当時のキャンペーン設立趣旨・背景について、詳しくはこちら:
SNSで発信中
FacebookとX(旧Twitter)で最新情報を発信しています。ぜひフォローをお願いします。
広げよう!子どもの権利条約キャンペーン 実行委員会
本キャンペーンの構成員
主催団体(広げよう!子どもの権利条約キャンペーン実行委員会)
賛同団体
賛同・協力する企業
賛同個人
→構成員一覧はこちら
共同代表
荒牧重人(子どもの権利条約総合研究所代表/山梨学院大学教授)
喜多明人(子どもの権利条約ネットワーク代表/早稲田大学名誉教授)
甲斐田万智子(国際子ども権利センター代表/文京学院大学教授)
アドバイザー
尾木直樹(教育評論家)
汐見稔幸(東京大学名誉教授、白梅学園大学前学長)
坪井節子(弁護士)
平野裕二(子どもの人権連代表委員)
事務局
子どもの権利条約ネットワーク(NCRC)、認定NPO法人ACE
後援
公益財団法人 日本ユニセフ協会
助成・寄付(賛同金)
公益財団法人 トランスコスモス財団